故宮も天安門広場も「予約制」:パスポートで取る北京の主要スポット(2026年11月時点)
北京の観光でいちばん戸惑いやすいのが、主要なスポットの多く(頤和園・天壇などの公園を除く)が実名制の事前予約になっていることです。故宮(紫禁城)は基本的に事前予約制で(外国パスポートの方は2026年11月時点で入口の窓口でも当日券を買えますが、売り切れることがあります)、天安門広場や国家博物館も、入るだけなら無料でも予約がないと入れません。外国人はパスポートで予約できますが、放出のタイミングや入口のルールは場所ごとに違います。この記事では、代表的なスポットの予約ルールを2026年11月時点の公式情報でまとめました。
まず共通の三原則
- 予約に使ったパスポートの原本を必ず持っていく。 入口で本人確認があり、コピーや写真では入れません。
- 公式チャネルで取る。 故宮博物院は「第三者の代理販売を一切認めていない」と明言しています。
- 番号と氏名はパスポートどおりに。 一文字の誤りでも入場時に照合できなくなることがあります。
故宮博物院(紫禁城)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 予約開始 | 参観日の7日前 20:00 |
| 当日券 | 外国パスポートの方は入口の窓口で購入可(2026年11月時点)。売り切れることがあるので事前のオンライン予約がおすすめ |
| 休館日 | 毎週月曜(法定祝日を除く) |
| 開館時間 | 4/1〜10/31:8:30〜17:00(入場は16:00まで)/11/1〜3/31:8:30〜16:30(入場は15:30まで) |
| 料金 | 繁忙期(4/1〜10/31)60元、閑散期(11/1〜3/31)40元。珍宝館・鐘表館は各10元 |
| 入口 | 午門のみ。出口は神武門か東華門 |
予約は公式の「故宮博物院」ミニプログラム、または公式の購入サイト(ticket.dpm.org.cn)から。外国人はパスポートで予約でき、同じ証件では1参観日につき1枚しか取れません。販売後は日付・時間帯・参観者の変更ができないので、日程を固めてから取りましょう。
時間帯は午前と午後の二つ。午前枠は当日12:00までに入場、午後枠は11:00以降でないと入れません。珍宝館と鐘表館は大門票と一緒に予約しておくのが確実です。
キャンセルは、未使用の券なら参観前日の24:00までに元のチャネルで行えばペナルティなし。それ以降(当日含む)は「爽約(ドタキャン)」1回の扱いになり、180日以内に3回たまると、その翌日から60日間は予約ができなくなります。
料金の割引について一つ注意を。18歳未満の無料は、公式の票務政策では「中国公民(香港・マカオ・台湾、永住権を持つ外国人を含む)」が対象とされています。一般の外国パスポートのお子さんは対象外と読めるので、詳しくは公式発表を確認してください。
人気の時期は、7日前の20:00ちょうどに枠が埋まっていきます。旅程の中で故宮の日を先に決め、その日から逆算して予約日のアラームをかけておくのがおすすめです。
天安門広場
天安門広場は無料ですが、実名予約制です。天安門地区管理委員会の案内(2026年9月)では、個人も団体も参観日の1〜7日前までに「天安門広場予約参観サービスプラットフォーム」で予約する必要があります。外国人はパスポートで予約できます。
当日は予約した日付・時間帯・安検口(セキュリティチェックの入口)どおりに入ります。荷物検査があるので、公式も「できるだけ荷物を持たないか、少なめに」と呼びかけています。国旗掲揚式を見る場合は、専用の時間帯を選んで予約します。
中国国家博物館
天安門広場の東側にある国家博物館も、無料・実名予約制です。
- 予約:最大7日前まで、毎日17:00に枠を放出
- 入館時間帯:9:00〜11:00、11:00〜13:30、13:30〜16:00(6/1〜10/31は第3枠が13:30〜16:30)
- 開館:9:00〜17:00(入館は16:00まで)、月曜休館(法定祝日を除く)。6/1〜10/31は17:30まで(入館16:30まで)
- 入口:北門の観客入口
外国人向けには英語版の予約ページ(pcticket.chnmuseum.cn/museum-en/)があり、博物館自身が外国人の問い合わせにこのページを案内しています。1アカウントにつき週1回・1回最大5人まで、同じ証件は月4回・1日1回までという制限があり、キャンセルしても予約回数に数えられる点は覚えておきましょう。未履約が3回たまると30日間予約できなくなります。
頤和園・天壇など

頤和園の公式サイトによると、料金は繁忙期(4/1〜10/31)が門票30元・聯票(園内の有料施設込み)60元、閑散期(11/1〜3/31)が門票20元・聯票50元です。園内の仏香閣・徳和園・蘇州街・頤和園博物館は月曜休み(主要祝日を除く)なので、月曜に行くなら門票だけで十分です。
天壇公園は、繁忙期(4/1〜10/31)が門票15元・聯票34元、閑散期(11/1〜3/31)が門票10元・聯票28元です。聯票には祈年殿・回音壁・圜丘が含まれます。祈年殿などの主要な見どころは月曜休み(法定祝日を除く)なので、月曜は公園の散策が中心になります。また、60歳以上の外国人はパスポートの提示で無料になります。
頤和園と天壇は、2026年11月時点では事前予約なしで入れます。故宮や国家博物館のように、何日も前から予定を固めておく必要はありません。ただし、ルールは変わることがあるので、出発前に各公園の公式サイトも見ておくと安心です。
先に買っておきたい場合は、次の二つの方法があります。
- Trip.com:頤和園や天壇などの北京の公園のチケットを事前に購入できます。日本語の画面で操作できるので、日本からの旅行者にはいちばん手軽です。
- WeChatの公式アカウント(公众号)「畅游公园」:北京の公園のチケットを事前購入できます。WeChatのアカウントが必要です。
どちらも必須ではないので、当日に現地で買っても問題ありません。
予約を組み立てるコツ

- 月曜は博物館系を外す。 故宮・国家博物館はどちらも月曜休館です。
- 故宮と国家博物館・天安門広場は同じ日にまとめやすい。 ただし三つとも入口で検査があるので、移動には余裕を。
- ミニプログラムが使いにくければ公式サイトへ。 国家博物館のように英語ページを用意しているところもあります。
- チケットはWeChatで探せることが多い。 中国の観光地の多くは、自前のWeChatミニプログラムや公式アカウント(公众号)でチケットを販売しています。WeChatで施設名を検索してみてください。
- スクリーンショットを保存。 予約完了画面はオフラインでも見られるようにしておくと安心です。
おわりに
北京の名所は「思い立ったらふらっと」が難しい街ですが、裏を返せば、予約さえ押さえておけば当日の動きはずっと読みやすくなります。ルールはときどき変わるので、この記事は2026年11月時点の情報として、最終的には各施設の公式ページで確認してください。